つなぎ融資とは、住宅ローンを申し込んだ金融機関から融資金が下りるまでの間、一時的に借りるローンのことです。現在持っている住宅や不動産などを売却して、その代金を新しく購入する不動産の購入代金の一部に充てる場合に、手持ち不動産の売却までの時期を前提として、新しく購入しようとする不動産の購入代金の一部を融資するものを、つなぎ融資と呼びます。
住宅ローンはすぐに融資実行されません。「今日申し込むので明日融資実行してください」と言ってもそんないきなり貸してくれません。金融機関に住宅ローンを申し込んでから融資が実行されるまでに数日~数十日は必要となります。最悪の場合、物件の引渡しまでに融資実行が間に合わず、その間の資金を別の金融機関から借り入れなければならない場合もあります。
そのような時に利用されるのが、つなぎ融資です。代金の支払いが決まっていながらその支払い財源がない場合のための融資ですが、いずれその財源は調達できることを前提としています。つなぎ融資は、本質的には短期間の融資といえます。
つなぎ融資の金利は、買い手が払うのが一般的です。市中金利の変動金利程度の低水準のものが主ですが、それでも3000万円を2%で2ヵ月借りただけで、約10万円の利息を払わなければならないことになります。
「つなぎ融資」によって発生する出費は以下のようなものです。
このようにつなぎ融資を利用すると余分な出費が発生してしまいます。そこで、新築を買う場合には、不動産会社が買い手の代わりに公庫から下りる融資金を受け取ることを条件に、代金を払う前に引き渡しや登記を認める「代理受領」という方法をとってつなぎ融資を避けることがあります。つなぎ融資を使うか、あるいは代理受領ができるかどうかは、不動産会社の規模や対応によって違いがあるため、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。ちょっとした手続の差で数万円の利息がかかってくるので、注意しましょう。